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伝統芸能

2019年8月 5日 (月)

着物で落語♪

日曜日は、JR九州ホールに落語を聴きに行った。「柳家さん喬一門会 直弟子全員集合!」

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20代の頃に初めて能楽堂で観たのが、故・野村万之丞さん&三遊亭圓窓さんの落語狂言だった。
落語と狂言の組み合わせが楽しく、引き込まれたけど、私の興味は狂言へ向かい、落語はその後一度聴いたっきり。今回は、夜の部の招待券を頂いたのだ!(^^)!わーい!
ロックな感じの音楽で幕開け(^O^)最初は「ラジオ体操」ならぬ「らくご体操」だって(笑)

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187cmと長身の小んぶさんの「たいこ腹」は、日本橋の若旦那が素人のくせに馴染みのたいこ持ちに針を打つのだ。のっけから笑ったー(^O^)/喬之助さんの「夏泥」は泥棒に入られた男が、逆に泥棒にお金を出させる話(笑)小平太さんの「壺算」も詐欺みたいな話だった。

さん喬師匠による踊りは「奴さん」と「なすかぼ」の2曲。まさか落語で踊りが観られるなんて思わなかったなあ!(^^)!ちなみにこの日はさん喬師匠のお誕生日ですって。

そして、この日一番笑ったのが、喬太郎さんの「令和元年はバラ色だった」!!
来年こそはいい年にしようと思っていた男が、テレビで年越しを見てると、平成31年のはずが令和2年になっていた(驚)神様のミスで、令和元年を体験できなかったのだ。その年は大成功を収めたのだけど、何も記憶にない。もう神様が軽ーい(笑)G20ならぬG(OD)20なんかもあったりして。お腹がよじれそうなくらい笑ったー(^O^)/

プログラムに「茶番」というのがあって驚いたけど、これまた大笑い。「青との別れ」の馬の青が面白すぎた(笑)
さん喬師匠の「幾代餅」は、しっとり聴かせるよい話だった。

落語ってちゃんと聴いたのは初めてだったけど、楽しいのね(*'ω'*)お席もほぼ埋まってたし。
中入りも含めてたっぷり3時間で盛りだくさんだった。また機会があれば、聴きに行きたいな♪


<本日の着物> 山本寛斎の洗える絽の小紋に露芝の洗える夏帯。20代の頃に買ったけど、まだまだいける(笑)
行きは暑かったし、夜の部で夕方からのお出かけだったので、浴衣でもよかったかも(^^ゞ

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実は・・・裾除けの紐を結ぶ時に少々違和感があった。もしかして紐、縮んだ!?
いや、私が成長したのか・・・(-_-;)

2019年7月30日 (火)

能楽堂で高千穂神楽

日曜日は、大濠公園能楽堂で高千穂の夜神楽があった。要事前申し込みで入場無料!(^^)!
初めて拝見するので、楽しみにしていた高千穂神楽。客席はほぼ満員!関心の高さが伺えます。国指定重要無形民俗文化財だって。
司会は、NHK福岡の佐々木理恵アナ。黄色いワンピースがお似合いでかわいかったー。

第一部は高千穂神社の宮司さんの講演会。大濠公園能楽堂とは、昭和61年のこけら落としで高千穂神楽の公演をしたご縁があるとのこと。興味深いお話もたくさん伺った。
第二部は神楽で全八番。本来の神楽は、三十三番が夜通し行われ、夜が明ける頃に天岩戸開きがあるそうだ(^-^)
思いがけず写真撮影OKだったのも嬉しい。最初は「彦舞」。神庭を祓い清める序曲舞。

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「杉登」は、杜の象徴である杉を神籬(ひもろぎ)の依り代として氏神が君臨される舞という。

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始めに神招きの二人舞があり、入鬼神の舞が始まる。

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一番惹かれたのが「岩潜り(いわくぐり)」!!岩間を潜る激流を表す舞という。刀を携え凛々しいのに、女性の帯でたすき掛けにしているし、頭の白い飾りも独特だし、興味津々です!!

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一同が座し、刀を抜いて柏手を打つと、緊張が走ります。

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隣りの舞い人の白刃を握り、素早く入れ替わる「潜りの手」には、驚きとともに何故かなべなべそこぬけを思い出す(^O^)
昔は真剣が使われたと聞き、さらにビックリ。個人的には一番釘付けになった舞だった!

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「弓正護(ゆみしょうご)」は弓矢の威力で悪魔を祓い、七徳五福を授ける舞。
こちらも女性の帯でたすき掛け。頭に巻いた布が、狂言の女房の美男葛みたいで女性っぽいけど、力強い舞だった。女性の装いを取り入れることにもきっと何か意味があるんだろうなあ。

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「手力雄(たぢからお)」は、天岩戸の何処に天照大神がお隠れになったのかを探る舞。

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そして天岩戸の前で天鈿女命が舞う「鈿女(うずめ)」へと続くのだ。
八百万神々の前で面白おかしく踊られたと言われるけど、高千穂神楽では静かに舞われるそうだ。

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いよいよクライマックスの「戸取り」!外の賑やかさに天照大神が岩戸を少し開けて様子を伺うと、手力雄神が力の限りを尽くし、岩戸開きをするのだー(≧∇≦)

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八番の舞のラストは「ご神体」。他の舞い手は金屏風の後ろから出入りしてたけど、伊弉諾命と伊弉冉命は橋掛かりから登場!

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酒こし、国産みの舞で、伊弉諾命と伊弉冉命が仲良く新穀で酒を醸し、飲むほどに酔うほどに男女和合を表現する舞。五穀豊穣、子授安産、夫婦円満、里づくりの祈願が込められているそうだ。

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仲睦まじく、とってもユーモラスな舞だった(^-^)

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さて、注連縄が張られた舞台に飾られた切り絵が気になっていたけど、これは鳥居、陰陽五行、干支などを表しており、天蓋は高天原を表す雲だそうだ。初めて見た高千穂神楽。最初は時間がちょっと長めかなあと思っていたけど、すっかり引き込まれ、最後までとっても楽しく拝見した!(^^)!高千穂もいつか訪れたいなあ。

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公演終了後にお餅の振る舞いがあった。ありがとうございました!

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<おまけ> 高千穂町観光協会の公式キャラクターのうずめちゃんがカワイイ(*^^*)

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神楽って現地に行かないとなかなか見る機会がないけど・・・9/7(土)、9/8(日)の二日間、九州国立博物館で「東九州神楽人の祭展」があり、高鍋神楽(宮崎)、京築神楽(福岡)、庄内神楽(大分)が見られるそうですよー!入場無料だけど、入場整理券が配布されるそうです。

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まだHPには載っていないようなので、チラシを載せておきまーす。
都合が合えば、見に行きたいなあ(^-^)




2019年6月27日 (木)

千穐楽!博多座昼の部

昨日は六月博多座大歌舞伎の千穐楽。とあるご縁で招待券を頂き、友達と昼の部を観に行った!(^^)!
まずは「金閣寺」。三姫の一つ、雪姫が観られるとあって楽しみにしていたのだ。

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時の足利将軍を暗殺し、将軍の母・慶寿院を人質に金閣寺に立てこもっているのは、松永大膳(松緑さん)。
慶寿院が、金閣寺の天井に龍を描いて欲しいというので、連れて来られた絵師が狩野直信(時蔵さん)とその妻・雪姫(梅枝さん)。
桜の木に縛られた雪姫。大膳が父の仇であることがわかった上に、夫・直信までもが刑場へと連れて行かれるのだ。

悲しむ雪姫に降り注ぐ桜吹雪が美しい!祖父雪舟が、幼少の時に柱に縛り付けられ、流した涙で描いた鼠が縄を食いちぎったという故事を思い出した雪姫が、桜の花びらを足で集めて爪先で鼠を描くと、鼠が現われて縄を食いちぎるのだ。
金閣寺のセットがせり下がって屋根の鳳凰が見えたり、再びせり上がったりするのも楽しかった。

一つ驚いたのが、宝剣・倶利伽羅丸を引き抜いて、滝に現れた龍が小さな鯉みたいだったこと。思わず「ん?」と前のめりになってしまったよ。ちなみにこの倶利伽羅丸を大膳が持っていたことで、父を殺して宝剣を奪ったのが大膳だと判明したのだ。

さて、幕間のお弁当は「石田」の海老弁当。大好きな海老尽くしで、美味しく頂いた(*^^*)

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続いて扇雀さんの舞踊「保名」。恋人を亡くして物狂いとなり、形見の小袖を羽織り彷徨うのだ。
紫の病鉢巻きのことは知っていたけど、右の片肌を脱ぐのも病を表していると音声ガイドで知った。
踊りは美しかったけど、保名という役に共感が持てず、満腹だったともあり、途中寝落ち(;'∀')

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昼の部最後は、前回幕見でも楽しんだ菊五郎さんの「野晒悟助」。

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なんといっても菊五郎さんがカッコいい!右近くんのお賤ちゃんも健気で可愛いわ。
音羽屋の傘を使った立ち廻りも組体操みたいで楽しかった。

千穐楽とあって、着物をお召しの方もいつもより多く、眼福だった(*^-^*)
六月博多座大歌舞伎は、幕見も入れて三回楽しんだ!博多座20周年記念とあって、幕見する演目も楽しく悩んだわ。ただ、空席が少々目立ったのが残念。歌舞伎、楽しいのになあ。

次回の博多座の歌舞伎は、来年2月のスーパー歌舞伎Ⅱ「新版オグリ」!
おっとその前に11月には小倉城で平成中村座があるのだ!どちらも楽しみだなあ(≧∇≦)

<おまけ> 博多座も20周年だけど、隣りのリバレインも20周年だって。

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2019年6月15日 (土)

幕見で「野晒悟助」

またまた行ってきたよー、博多座に!今回も幕見。

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朝一で並び、幕見のチケットを手に入れたら、上演時間までたっぷり3時間45分もある!
一人なので、一旦家に帰るのも有りだけど、折角なので、筥崎宮あじさい苑や花庭園(チケットを頂いていた😃 )、アクロスの女性伝統工芸士展などに行き、お昼も食べて時間を潰した(^-^)
お陰でこの日の歩数は、11,588歩。パンプスでよく歩いたー。

人間国宝の菊五郎さんが出られる演目は、昼の部の「野晒悟助」だけ!

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舞台では観るのは初めてだけど、いい声してるわあ。
登場する時のドクロにススキの着物もカッコイイ(*^^*)
同じ日にかわらけ売りの親子と大店の娘を狼藉を働く提婆組の子分から助け、二人の娘に惚れられるほどいい男っぷりです。
菊之助さん(浮世戸平)との親子共演の喧嘩シーンも見どころの一つね(^-^)

最初に押しかけ女房に来たのは、大店の娘・小田井ちゃん(梅枝さん)
一休禅師の弟子だから、妻帯できないと断られると、嫁になれなきゃここで死ぬーと下女の機転で大芝居。嘘みたいに騙されて、そのまま固めの杯を交わすとは驚きです。
お嬢様育ちのキレイなおべべを着た小田井ちゃんに葬儀屋の女房が務まるかいなあ。

ひと足遅く、押しかけ女房になり損ねたお賤ちゃん(右近くん)。さっきはボロを着てたのに、半襟も汚れてたのに、湯に入り、精一杯めかしこんで会いに行き、出遅れてしまったのね(涙)
だけど、ボロを着ててもお賤ちゃんは、どことなく品があって可愛かったわ!
小田井ちゃんより、お賤ちゃんの方がお似合いだと思うんだけどなあ。
お賤ちゃんの父・詫助が、半月交代で妻にならないかと提案するも却下される(笑)

子分の仕返しに来た提婆仁三郎らに折檻される悟助。母の命日だからと喧嘩は自粛し、ただひたすら耐えるのだ。

そして、待ってましたー!菊五郎劇団の大立ち廻り(≧∇≦)
足場を使って、アクロバティック!もう拍手拍手です!
音羽屋の傘がクルクル回ったり、傘を車輪に見立てた人力車?もあって楽しい(^O^)

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左團次さん休演のため、提婆仁三郎役は松緑さん。
松緑さんのブログに左團次の様子が書かれており、ひとまず安心致しました。

さて、野晒悟助の入用の百両を工面するため、身を売ったお賤ちゃん。
あの百両はどうなったのー?そして、お賤ちゃんの運命は?最後にもモヤっとしたなあ。

そうそう、野晒悟助の浴衣に斧と菊の絵に漢字一字(読めなかった)があり、気になった。
尾上と菊五郎を意味するんだろうなあと後で調べたら、三代目尾上菊五郎が愛用した「良き事聞く」と読ませる斧琴菊文様のようだ(^-^)あの字は琴だったのね。

2019年6月13日 (木)

幕見で「土蜘」着物の日

博多座開場20周年記念の六月大歌舞伎。
着物の日の9日(日)は、菊之助さんの「土蜘」を幕見で楽しんだ。初役とのこと!

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能の「土蜘蛛」は好きな演目の一つ。細い紙テープの千筋の糸をこれでもか、これでもかという程バンバン投げかけ、お囃子方にも糸がかかっていたくらいで、20年も前に観たっきりだけど、とても印象に残っている。
歌舞伎ではどんな感じか興味津々(^-^)余談だけど、能と歌舞伎で漢字が異なることを知った!

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菊之助さんは、僧の姿で現れた時から妖しさを醸し出している!
頼光は梅枝さん。右近くんの胡蝶が美しかった。
子役の太刀持ちがあっぱれだった。僧の妖しさに気づき、長袴をぞろ引かせ、片肌脱いで立ち向かうのだ。子役と言えば、間狂言の石神の子もかわいかった。

後半の土蜘の精は恐ろしく、もはや菊之助さんと言われてもわからないくらい(;'∀')
すごい迫力で、ドロドロドロドロとお囃子も怪しげ。
投げかけた千筋の糸は、後見がその都度すばやく手で巻いて回収していた!
最後はかっこよかった~!二年前に博多座にいらした時の菊之助さんの美しい「藤娘」にはウットリしたけど、こうゆうダークな菊之助さんもいいわあ(^O^)

左團次さん休演のため、彦三郎さんが代役で保昌をされたのだけど、もう彦三郎さんのお声の良いこと!聴き惚れてしまうわ(*^_^*)NHKの「にっぽんの芸能」でしか見たことがなかったので、ご活躍が嬉しかった。
左團次さんも船乗り込みの時は、お元気そうにお見受けしたのだけど・・・早くご回復されますように。

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日曜の夜の部に着物で出掛けるのって次の日は仕事だし、結構キツイけど、頑張って行った甲斐があったわ。

<本日の着物> 大叔母の形見分けの単衣の紬&作家物の名古屋帯。

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本当は菊之助さんにちなんで、九月の単衣に合わせている菊の型染め帯(大叔母の形見分け)にしようかと思ったけど、素材が秋単衣向きかなあ・・・と気になり始めると、締めてく勇気がなくなった(^_^;)
さて、着物の日の来場プレゼントは、箸と箸置き。

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20周年だから特別かなあと実はちょっと期待していたよ(^_^;)

2019年6月 1日 (土)

博多座20周年船乗り込み!

いよいよ明日から六月博多座大歌舞伎が始まる。
今年も行ってきたよー!船乗り込み(^O^)/
本当は、この日は古文書講座があったけど、そっちは遅刻して見てきたのだ(コラコラー(^_^.)
その代わり!?場所を確保し、紙吹雪を頂いたら、待ち時間はテキストの予習をして過ごした。
今年は博多座開場20周年、令和元年の船乗り込み。紙吹雪もいつもより多めに配られたかも。ちなみにこの紙吹雪は水に溶けます。

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菊五郎さん、時蔵さん、左團次さん。

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芝翫さんと扇雀さん。紙吹雪が大量に舞っています(*^-^*)

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そして、待ってましたー。菊之助さーん!松緑さんもご一緒で、ひと際声援が飛んだように感じる。

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券番さんも華やかー。奥に見えるのは、彦三郎さんと亀蔵さんの兄弟船。

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右近くんは梅枝くんと。おやおやー。

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右近くんの髪形に釘付けです(^-^)

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晴れてよかったなあ(*^-^*)

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歌舞伎役者のご当地到着を知らせる情緒ある船乗り込みは、今は博多と大阪だけ。

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下船後のイベントは遠慮し、既に始まっている古文書講座へ急いで向かった💨
この日は夕方、博多座で大向うさんによる歌舞伎の見どころ講座(申し込み不要・入場無料)もあったけど、電池切れで諦めた。六月大歌舞伎は幕見で昼夜楽しみたいと思いまーす(*^-^*)

2019年4月21日 (日)

シネマ歌舞伎「桜の森の満開の下」

古文書講座ある水曜は、仕事は休みにしている。
先週は午前中、中洲大洋にシネマ歌舞伎「野田版 桜の森の満開の下」を観に行った。
前売り券を買ったのに、なかなか行けず、気づけばもう上映終了間近だった(^_^;)

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時は天智天皇の治世。ヒダの王家の王のもとに耳男、マナコ、オオアマの三人のヒダの匠が集められる。王は三人に娘である夜長姫と早寝姫を守る仏像の彫刻を競い合うことを命じるのだ。期限は3年、夜長姫の16歳の正月まで。
だけど、三人はそれぞれ素性を隠し、匠の身分を偽っているのだった。

七之助さんの残忍な夜長姫が、無邪気で可愛くて恐ろしい。
マギー審司みたいな大きな耳をした耳男(勘九郎さん)が、耳を切り取られるシーンが怖すぎる。
染五郎さん(現・幸四郎さん)のオオアマの正体は、クーデターを企てる大海人皇子だった。
鬼は黒子で、見えてるのに見えてないのも面白い。
猿弥さんのマナコは山賊の親分で、いい味を出してるー。

匠達がノミを打つ時のお囃子のシーンが好きだったなあ。

坂口安吾原作だからか難解で、途中ついていけない部分もあったけれど、ラストシーンは圧巻で涙が止まらなかった。
満開の桜の下の夜長姫は、鬼だった。耳男は、その鬼の角を片方もぎ取って、夜長姫の胸に突き刺すのだ。七之助さんが美しかった~。
ああ、耳男は夜長姫のことを狂気も含めて愛してしまったのかなあ。。。

シネマ歌舞伎は、いつもなら赤いカーペットが敷かれた一番大きなスクリーンで上映されるので、劇場気分も味わえるのに、終了間近だからか?今回は小さめのスクリーンだった。オードリー・ヘップバーンの椅子もレトロでかわいい。

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今年の月イチシネマ歌舞伎は、あと何を観ようかな。
幸四郎さんの「女殺油地獄」は絶対に外せないわ~(*^^*)

2019年3月18日 (月)

博多座「鯉つかみ」

日曜日は、博多座に三月花形歌舞伎「鯉つかみ」の夜の部を観に行ったCimg0881_2愛之助さんの「鯉つかみ」は、数年前にみどり狂言とその幕見で二回観ているけど、通しでは初めて。愛之助さんが十役早替わりされるので、楽しみにしていた
ちなみに松也さんは三役、壱太郎さんは二役Cimg0898_3今回は、「鯉つかみ」にかけて「恋つかみ」入り口には恋木神社の絵馬奉納所が出張中。Cimg0887_2志賀の国の三上山に棲む大ムカデは人々を困らせ、年に一度、人身御供を捧げなければならない。ムカデの足の表現が美しく、面白い。松也さん演じる俵藤太が大ムカデを退治するのだけど、血しぶきがスゴイコンサート会場みたいだった

同じ頃、琵琶湖の湖底では、鯉王の皇子金鯉(愛之助さん)が、鯉から念願の竜に変じるための儀式の真っ最中。そこに大ムカデの不浄の血が流れ込む。金鯉の着物の肩が一瞬で赤く染まったのはマジックのよう 身が穢れた金鯉は登竜の夢を絶たれ、俵家を末代まで祟り呪うことを誓うのだ。鯉王に仕える鮒五郎(愛之助さん)が凛々しい

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それから400年以上経った俵家の末裔、釣家では、お家騒動の火種がくすぶっており、後妻の未亡人、漣(愛之助さん)は先妻の娘、小桜姫(壱太郎さん)を殺すよう指示し、自分の息子に家督を継がせようと企んでいる。小桜姫を折檻するところなんて凄まじいのだ

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清水寺の花見の場面では、赤い着物の小桜姫がサイコーにカワイイ腰元も皆、角隠しをしていて、華やかだった
そんな小桜姫に恋する信田清晴(愛之助さん)は、バカ息子丸出しなのですCimg0905その信田清晴一行から無礼なことをされた小桜姫を助けたのが、滝窓志賀之助(愛之助さん)。小桜姫は志賀之助に一目惚れ恋する小桜姫がまたカワイイだけど、恋煩いの末、やっと再会できた志賀之助としっぽりしていたら、まさか相手が鯉の精だったとはCimg0903博多座では、愛之助さんが演じられる十役の等身大パネルが至る所にあるのだけど、どうしても道具屋清兵衛だけは探しきらんかったなー

十役の早替わりは時にイリュージョンのよう宙乗りや水を使った立ち廻りなど、とっても楽しめた鯉も活きがよくて、派手に水を撒き散らしていた。
前回の大詰だけでも面白かったけど、通しで観られてよかったー

幕間のお弁当は、西中洲にある「石田」のエビ弁当。大好きなエビ尽くし~Cimg0909_2今回は、博多座開場20周年記念のお得なチケットを買ったので、C席は2割引
浮いたお金でお弁当代が出たわ

夜の部だったので、夕飯の支度は主人に頼んだ。楽させてもらったけど、娘の小学校の卒業式では、袴の着付けなど色々頑張ったから、ご褒美よね

<本日の着物> 葉っぱ模様の小紋に初下ろしの切り嵌めの名古屋。Cimg0919帯揚げは加藤萬の絞り。道行は斉藤三才。Cimg0877着る当日になり、桜の小紋にしようかとふと思ったけれど、帯の初下ろしを優先した。
今年は、桜柄に袖を通す機会はあるかなあ。。。

2019年1月29日 (火)

能舞台に立つ!狂言ワークショップ

日曜日は、大濠公園能楽堂で狂言のワークショップに参加してきた
講師は、和泉流狂言師の深田博治さん。深田さんは、万作さん、萬斎さんに師事しておられる。
お陰で万作さん、萬斎さんのお話も色々と伺えて、嬉しい限りです

そもそも、私が狂言を観るようになったのは、20代の頃にNHKの朝ドラ「あぐり」で萬斎さんのファンになったのがきっかけなのだ萬斎さんが福岡にいらっしゃる時には、友達と喜んび勇んで観に行ってたなあ。

今回は、なんと楽屋口から入るのだ勿論こちらに回るのは初めてです。Cimg9750受付を済ませたら、「装束の間」(12畳)で待機。
楽屋から能のお囃子が聞こえてくるわーい、なんだか得した気分Cimg9783白足袋持参なので、着物で伺った。だって能舞台に立てるんだもん

ワークショップの内容は、能楽のお話、能舞台の説明、狂言のセリフや小謡、小舞のお稽古など盛りだくさん。しかも、嬉しいことに参加無料なのです
「装束の間」では、能楽のお話の他、狂言のセリフや小謡のお稽古などをした。

この隣りが「鏡の間」。テレビでしか見たことがないので、テンション上がるわ~
ああ、この三面鏡の前で、能のシテが葛桶に座って面をつけるのね

狂言師が唯一葛桶に座って仕度ができるのが、大曲の「釣狐」なのだそう。
その「釣狐」は、狐の着ぐるみの上から装束を着るので、かなりの重さなのだそうだ。
秋に演じられることが多いようで、夏の間に革ジャンを着て走りこんだりと準備をなさっているとのこと。Cimg9778「鏡の間」からいよいよ能舞台へ。シテが「お幕」を言うと、幕が上がるのだ。
和泉流の「釣狐」では、揚幕が一瞬で上がって下がり、あたかも狐が一瞬で現れたような演出をするそうだ。実演されたけど、これは至難の業。是非、舞台で拝見したい。Cimg9757さあ、いよいよ能舞台へ皆で「お幕」と言い、橋懸りへ進みまーすCimg9760鏡板は老松。だけど、名古屋能舞台だけは若松なんだって(驚)老松と一年交代なのだそう。Cimg9772能舞台に上がるならと、是非見ておきたかった道成寺の鐘を吊るす天井の滑車Cimg9762そして、通した綱を笛柱のこの環へ通して括り付けて、鐘を吊るのだ。Cimg9771足の運びは左足から。大名や山伏など大きく見せる手の構えも勉強になった。
和泉流の山伏の歩き方は、山を歩くように一歩ずつ踏みしめながら歩くのだ。
他にも小舞の「兎」、右足をダンダンと踏み鳴らして怒る女房もやったりして
最後は狂言の笑いをして、ワークショップは終了。帰りは、切り戸口から退場した
客席もこうしてみると、結構近いのね。ちなみに大濠ではしめ縄は一月いっぱい飾られるそうだ。Cimg9775一時間半の予定が二時間になり、大人の学びという感じで、楽しくてあっという間だったCimg9777最近は、能や狂言を観るより、歌舞伎を観に博多座に行く回数の方が多いように思う。
でも、やっぱり能楽堂は好きだー凛とした空気の中でお稽古できて、嬉しかった。
今後、狂言を観る時にいつもとは異なる目線で楽しめること間違いなし
深田先生、ありがとうございました。

<本日の着物> 色柄に一目惚れし、ヤフオクでお安く入手した反物をきものあとりえちさやさんで仕立てて頂いたろうけつ染めの小紋を初下ろし。
帯は西陣織名古屋。帯締めは五嶋紐、帯揚げは丹後ちりめん。Cimg9788年代物の反物は、焼けもちょこちょこあったけど、目立たないように仕立てて頂いたお陰で、着ている本人はあまり気にならなかった普段着にピッタリで、よい買い物をしたわ

2019年1月25日 (金)

シネマ歌舞伎・玉三郎さんの淀の方&楊貴妃

今年最初のシネマ歌舞伎は、玉三郎さんの二本立て「沓手鳥孤城落月(ほととぎすこじょうのらくげつ)」と「楊貴妃」を中洲大洋に観に行ってきた。Img_20190125_0001「沓手鳥孤城落月」の舞台は大坂夏の陣で、家康に攻められ、落城寸前の大阪城。
淀の方はモチロン玉三郎さん。そして、秀頼は七之助さん、千姫は米吉くん
七之助さん演じる秀頼は、若武者らしい橙色の鎧姿で凛々しい
・・・だけど、正気を失い、乱心する淀の方が重過ぎて・・・まさかの寝落ち
今週は何かと忙しかったので、寝ちゃうかもって予感はあったんだけど・・・
玉三郎さんの解説で、楽家の茶室でお茶を点てるシーンの方は好きだったな。

その点、舞踊の「楊貴妃」は心穏やかに?観られた玉三郎さんがとにかく美しすぎる
あの世とこの世を行き来する妖術遣いの方士(中車さん)は、玄宗に亡き楊貴妃の魂を探すよう命じられ、蓬莱山へ向かう。すると、楊貴妃が現れて・・・
この設定、夢枕獏さんの作品っぽいなあと思ってたら、やはりそうだった。
牡丹の扇子を手に舞う楊貴妃。そして、自分と会った証にと玄宗にもらった翡翠のかんざしを方士に手渡すのだ。楊貴妃が幻想的で美しかった~

帰りは博多座に寄り、三月花形歌舞伎のチケット(愛之助さんの「鯉つかみ」)を発券してきた。
本当は着物の日に行きたかったけど、割引デーの17日夜の部を予約した
一月の博多座に来ることなんてないけれど、まだ新春の装い。Img_20190125_115735_jpg_706nnva_parこの後は、古文書講座。その前に主人と待ち合わせてランチでもと思ってたけど、それが叶わず一旦帰宅。教室では寝落ちしないよう、抹茶を飲んで出直した・・・って修行僧かい

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